国語算数社会理科の順番は、そのままでいいのか?(その2)


前回の続きです。

前回はこちら→「その1」の国語算数理科社会という教育の順番は工業化社会、会社員量産時代は良かったけど、今後は合わないでしょうという話

今回は、勝手に教科を想像しちゃいますよ。 教科書なんて自分たちで作ってしまえと思っているぐらいです。
以下長文です。

■ 表現A(国語&社会)

外国語の学習の前に母国語と自国について深く理解すべきです。

母国語としての国語が小学生時期に必須なのは、変わりません。でも、ろくにちゃんとした日本語を話せないうちに英語教室に行ったって、仕方ないのです。コミュニケーションや思考力のベースは母国語ですから。

(ついでに辛辣こと言いますが、私の周りで英語を使える人は、英語教室に行ったことない人ばかりです。英語教室産業がなくならないのは通ったって体得できないからです。これについては、いつか書きます。子供には音になれるという意味で、洋楽聞かせてあげるだけでも十分です。)

また、グローバルな人材との交流はより機会が増えていきますが、その時に必要なのは「日本」をどれだけ知っているかです。

英語文化圏の人に「日本の浮世絵はすばらしいですね、特にHOKUSAIが好きです。彼は画家としても素晴らしいですよね」と言われたら?
え?画家としても有名なの?知らなかった・・・では会話が進みませんよね。

チープな例えですが、相手の理解の前に自分を知っていることが重要ということです。

 

■ 表現B(国語+体育)

体動かしながらのコミュニケーションも大事でしょう。ダンスも必修科目になるそうですが、リズムに合わせて踊るのことだけがゴールではもったいない。
演劇やゲームの要素をいれて、頭と体を動かすのが脳内シナプスと運動神経(そんな神経ないけど、一般呼称として)を連動させ、楽しく賢くなるでしょう。
Microsoftやピクサーも実施している要素を盛り込んだ「リアクション体操」をオススメします。

 

■ 企画(社会+算数)

何かやりたい時は、さっさと始めちゃえばいいのです。ただ、仲間を募ったり、親の協力を仰いだりと、誰かを説得する上では世の中の仕組みを知り、それを数字を持って説明できた方がいいです。社会化の宿題とかで模造紙に書いて発表したりしますが、その延長みたいな感じかな。

でもやみくもに数値情報をネットで見つけてくるだけでは、説得力に欠けます。仮説を立てて、それを数字を持って説明するという力が必要です。

大人の方には、データで考える力、インサイトトレーニングという研修をオススメします。

 

■ 創作(図工+理科+家庭)

小学生ぐらいの時期は手を使って色々やることで学ぶことの方が多いです。
この教科が私が小学生時代にあったら、一番好きになるでしょう。

例えばカレーを作って、なぜ玉ねぎは甘くなるのか(化学的なコト)を学んだり、この料理に使われる食材はどこから来たのかを考えるなど、知りたいことは沢山発生します。便利な調理器具を考えて作ってみるとかもいいでしょう。

個別の教科でもいいけど、そんな生活にそった行動から仕組みを知ったほうが楽しいでしょう。

これは過激な案ですが、カエルの解剖的に、魚さばいたり、鶏さばいたりする機会があっていいです。

笑い話ですが、水族館に行ってはじめてマグロは赤いボディをしていないと
知る子供がいるのは悲しいですね。(マグロ=切り身でしか見たことがない)

自分が食べているコンビニチキンはどこの部位かわからないなんて不幸の極みです。

 

■  ITリテラシー

「パソコンでお絵かきして印刷!を学校でやったよ、この絵を見てぇ~」という娘の話を聞いて、その姿は可愛いですが、内容なんだかなぁと思いました。
IT分野の端くれとして断言します。そんなのは教えなくていいです。WindowsPCでトランプゲームやる大人しか生まれません。

小学校高学年から中学生で学ぶべきITリテラシーは以下の5つです。

 

IT 1.ネチケット(これ死語?)

メール、チャットなどテキストだけの世界は表現に気をつけないと相手に勘違いを発生させやすい事を学ぶ

もう、ここで熱く語る必要ないくらい大事ですね。子供には、言葉だけで人を殺せることを教えるべきです。

 

IT 2. セキュリティ

一番身近なセキュリティはパスワードですよね。

このPWの組み立て方とおぼえ方、管理の仕方は早いうちに知っておきましょう。

ちなみに私は自分でアルゴリズム(法則)を作って、その式だけ覚えておいて、全てのサイトやサービスのPWを変えています。でもアルゴリズムだけ覚えておけば、メモしなくても良いのです。

IT  3.検索

もう、Googleの使い方でもいいです。NAVERまとめの見方でもいいです。検索能力は基礎の基礎として持っていたほうがいい、それだけ。

検索窓に-(マイナス符号)を入れた単語を入れればそれは除外して検索してくれるとか、画像検索は画像をドラッグしてすれば類似を探してくれるとかののテクニックもありだけど、そもそもどのような単語を入れるべきかが勝負になりますよね。これ国語の勉強にもなります。

IT  4.疑う

SNSの普及や、Webコンテンツが胆略化、インスタント化しているので、「地震雲が出たぞ、明日地震だ!」とか「このゲーム最高!みんなダウンロードだ」なんて心を揺さぶられる情報に出会った時に、すげぇ・・・でもホント? というトレーニングは必要です。

中学ぐらいになったら、相関関係と因果関係に違い(雲→地震の因果関係は確立されてない、地震があった後に振り返るとこんな雲があったというだけ)や行動心理(損したくない、皆やっている)などと絡めてもいいかも。

 

IT 5.かわす

ネチケットの延長科目ですね。学校裏サイトとかで自分が叩かれることを想定して、仮想掲示板でグループに分かれてお互い罵り合ってみると、どれだけ嫌な気持ちかわかるでしょう。

それで相手の気持を知るだけでも教育になりますが、不条理な攻撃にあった時の交わし方を学ぶのがいいでしょう。

佐々木俊尚さんタイプ(表に引き釣り出して徹底的に戦うタフネス)とイケダハヤトさんタイプ(基本スルー、サンドバック状態でも気にしないタフネス)の戦術の違いなどの論理的な説明は中学生ぐらいで。

これらの教育科目に優劣、順番は不要ですね、学年によって、既存科目のミックス度合いを変える程度でいいでしょう。

 

個性を伸ばせとか言っている大人は「個性」がそもそも何かとわかってないご様子

自席にじっとしていられない低学年の子供をみて、「落ち着きがない」という評価だけでいいのでしょうか。将来天才俳優やダンサーになれるんじゃない?

休み時間に誰とも遊ばずに、校庭で穴掘っている子供は地球の中心を知りたいのかも知れません。

算数は不得手でも、ネット検索科目でいつも一番になる子供は将来不安ですか?

声が小さくて控えめでも、包丁さばきが抜群で、食べ物の知識が深いお嬢さんは、大学にいかないと幸せになれませんか?

 

「多様性の時代です」「インフォメーションテクノロジーの時代です」と大人が言っている割には、国語、算数をきっちりできる会社員量産時代の教育にのっとって、子供を塾に行かせるのは、小中学生の時期に一番大事なのかどうか、考えてみてはいかがでしょうか。

 

追記: このブログ記事はブログ方針が定まっていない初期に書いたため、他の記事よりも書き手個人のキャラが全面に出て、少し過激な表現が含まれていますが、何卒ご了承ください。