電気自動車の大本命!?


 

文末の【おまけ】『新たな潮流、電動モーター付き屋形船という取り組みについて』も読んでね!

先日の煙霧のせいか鼻と喉がいがらっぽい、花粉症未経験の Fabo の加古です。

 

さて、今回は軽トラならぬ「電トラ」について書いてみたいと思います。

少し前の記事ですが、ガジェット通信の記事を読んで「電トラ」の存在を知りました。

 

 「これは流行る、買わずにいられない電気軽トラ「電トラ」

 

この記事の通り、「電トラ」こと三菱自動車のミニキャブ・ミーブ トラックは、「田舎で使える」のではと思い身近な軽トラユーザーをモデルに「軽トラを電トラに変えたら」どうなるだろうということを考えてみました。

 

 

その身近なモデルユーザーは、人口10万人強の地方都市で教師をやっています。もちろん、車で学校まで8km程度の道のりを毎日通勤しています。

もう一つの特長は、野球部の顧問をやっているということです。野球部の顧問と言えば、週末も練習や試合があり、試合会場まで野球道具を運ぶ必要があります。昔は先生の車に乗せてもらうこともありましたが、今は事故時の責任問題等があり、生徒を乗せることはありません。5ナンバーサイズのミニバンで道具を運んでいましたが、シートを敷いてもカーゴスペースが汚れてしまうのが悩みでした。

 

そこで、通勤は自分一人が乗れれば良く、野球道具を載せても車内が汚れない車ということで、「軽トラ」に乗っている、何とも合理的な人です。「軽自動車は田舎のママチャリ」と友人が言っていたのを思い出しましたが、こんな使い方があるのかと思いました。

 

さて、本題に戻りますが、その知人が軽トラを「電トラ」に変えるとどうなるのか。

まずは、年間走行距離をおおよそですが、算出してみます。

 

8km X 2 X 6日間 = 96km/ 週、 384km/月、4,992km/年

 

となります。片道8km といえど、毎日積み重なるとまあまあな距離になります。

 

 

いきなりですが、皆さん軽トラの燃費ってご存知ですか?

 

実は私も今回調べるまで知らなかったのですが、16km/L 前後だそうです。

トラックととらえると燃費が良いと言う判断もあるかも知れませんが、最近の低燃費な軽自動車に比べ、意外と走らないなと言う印象でした。これは、軽トラの宿命というか、積載時の走破性を考えたギア比、空気抵抗が大きい、見た目より車重があるということなどに起因しているようです。

 

16km/L 、5,000km/年を基準に考えてみると、312.5L のガソリンを必要とします。最近(2013年3月6日時点)の全国平均が156.2 円/L で

312.5L X  156.2 円 = 48,813 円

 となります。

 

「電トラ」は、家庭用200ボルト電源を使えば約4.5時間で満タンになります。JC08モード相当の走行モードなら航続可能距離は約110kmになるそうです。

乱暴ですが、情報が少ないため、同じく三菱自動車から販売されているミニキャブMiEV の燃費を算出されている方がいらっしゃいましたので、それを採用させていただきます。

 

ミニキャブMiEV の燃費は2.6円/km

高森太郎の日記。@hateblo “ミニキャブMiEV(軽バン電気自動車)のコスト計算をしてみた”

 

ミニキャブMiEV 2.6円/km ということでその数字をそのまま採用すると

 

5,000km X 2.6 円 = 13,000円

 

約73%も安くなりました!

 

と言っても、車両費が140万円、安い軽トラの新車だと60万円ぐらいで買えるので、今のを買い換えて元を取るには相当時間がかかります。

 

この辺が電気自動車のつらいところで、単純にコスト比較してしまうと車両費の面で元を取るにはかなりの年月がかかります。また、長期プランとなると電気自動車特有の購入後のメンテナンスコストが気になるところです。

 

しかし、毎日往復16kmの通勤だけでは、計算はこうなってしまいましたが、軽トラを使って配達や少し遠い工事現場まで行っている車などは、かなりのコスト面での問題は解決できるのではないでしょうか。

 

また、普段走っている距離よりもガソリンを入れに行く方が遠い農家の方や工場、市場、ゴルフ場などでは、ガソリンスタンドに行く必要がなく、充電すれば走るゴト車は重宝されると思います。

別の魅力としては、最大トルク20kgmなので、トルクは2リッターのエンジン並みだそうです。 あまり、軽トラに走りを期待されている方はいないかも知れませんが、あの独特の1速ギアの雰囲気が違うだけでも良いかも知れません。

元々、工場や市場で利用されているゴト車には、フォークリフト、ターリーなど電気自動車の先駆けのような車ばかりです。ここに目を付けた三菱自動車は偉いなと、またさすが重工系を本流に持つ会社だなと思った次第です。

 

「電トラ」にも期待しますが、実はこれもいいかも。

光岡自動車の  Like-T3 です。2人乗りで、100kg まで荷物が運べます。車検、車庫証明が必要なく、ほぼゲンチャリのような感覚で所有できるのも魅力です。欲しい~。

価格は、税込1,359,750 円からと、2桁違えば、私のお小遣いで買える範囲です。

さすが築地です。さらっと駐車されていました。かっこええ~。

 

 

余談はさておき、やはり、コスト回収面で一般利用には少し検討する必要があると思いました。しかし、150万円以内という超現実的な価格で、新車 EV が買える、航続距離が気にならない使い方をしているなどを考えるとかなり実用的だなと感じました。他の EV にはコストの割りには航続距離が短すぎることで全く食指が伸びませんでしたが、面白い車だと思い書いてみました。

 

軽トラならぬ「電トラ」に電気自動車の現実的な未来を感じた、というお話でした。

 

【おまけ】

『新たな潮流、電動モーター付き屋形船という取り組みについて』

記事を書いている間に、屋形船についてご相談を受けたので、ご紹介します。

えっ、なぜ電気自動車の記事に屋形船?

実は、ご相談いただいた佐藤さんは、江戸の人が遺してくれた貴重な財産である東京の水辺に、お江戸の舟遊びをよみがえらせるべく、現在屋形船を建造しながら修行されている方なのです。

その建造中の屋形船には、エンジンの他に電動モーターも動力として組み込む予定です。さすがに航続距離を考えると電動だけではもとないのですが、それほど動力を必要としない場所ではすぃーと静かに航行できる電動モーターに切り替えて使えるという画期的な屋形船なのです。(本当に就航が待ち遠しい!)

私はシーカヤックをやったことがあるのですが、静かな海を船独特のエンジン音や揺れなしにゆっくり航行できるのは非常に魅力的です。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、佐藤さんが今、悩んでいるのが、電動船外機とバッテリー、ソーラーパネルを組み合わせた電気系統と駆動システムを船に組み込んでくれる技術者が近くにいない、ということです。電気系統図は一応あり、どの電動船外機を使うかは決まっているそうです。前例が少ないため、普通の造船所では、なかなか引き受け手がいません。

そこで、電動モーター駆動とバッテリー充電のシステムに詳しいエンジニアの方、もしくはお知り合いがいらっしゃいましたら、佐藤さんの相談に乗っていただけたらと思います。ご連絡、ご紹介をお待ちしております!
是非とも、よろしくお願いいたします。

佐藤さんの屋形船については、改めて詳しくご紹介します。

佐藤さんの連絡先:

 

 

佐藤さんのブログ: 『お江戸の舟遊び創業日記