ビジネスも料理も「引き算」がムズカシイ?


 

MacBook AirにLANケーブル差込口が無くても大丈夫でしたよね?

 

こんにちは。食いしん坊なので、料理をするのも好きなFabo代表の伊藤です。
私は、手の込んだ料理より、調理工程が少ないメニューの方が難しいと思っています。
たとえば、刺し身は究極です。材料の目利き、捌き方、盛りつけ方で決まってしまうから。
リカバリーする工程がないのです。

 

同じ魚でもフライパンに乗せて、オリーブオイルぶっかけて、香辛料を加えて・・・といった積み重ねていく料理は、リカバリーの方法があるので精神的に楽です。(あ、もちろん素人料理ですから)

 

日本料理は「引き算の料理」と言われます

 

日本料理は素材の持ち味を引き出し素材本来の味を楽しむ料理

 

西洋料理は素材+色々なソースで料理に変化をつける調理法の事を足す料理

 

という定義ですね。もちろん、西欧料理にも素材そのものを楽しむ料理もありますし、どちらが優れているとかではなく、料理に対するアプローチの違いを表しています。

 

iPadは日本料理的手法?

 

これをビジネスの世界に当てはめるとですね、近年では「iPad」が引き算の料理(商品)ですね。だって、ノートパソコンからキーボードを取っちゃおうなんて大胆な引き算ですからね。コレが意外と快適(美味)だった。
引き算の魔術師だったジョブスはiMacで当時まだ現役だったフロッピーディスクドライブを排除したあたりから快進撃を続けましたね。

 

逆 に「足し算」でいうと、洗濯機にスマホ機能つけて洗剤の量をお知らせ機能!・・・・とかね・・・・・あの・・・これはもう、「お客様の好みがよくわかない」ので、味付けに困ったあげくに「それ、 ケチャップかけちまえ、子供は皆好きだろ、あ、オリーブオイルも高いところから沢山かけるのが流行っているらしいな・・・エーイ」という味です。これはこれで大胆でニーズはあるかも知れませんが・・・
(子供って、漬物のような発酵食品や乾物の”旨み”とかちゃんと分かりますから)

 

高付加価値(と自分では思っている)機能を足していけば差別化だ!という発想は短絡的です。

 

例えが暴走してきましたが、味見を何度もしているとだんだん最終ゴールが分からなくなるのも素人足し算料理の特長です。

 

最近の引き算商品でワクワクするのは・・・

 

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高機能レンズカメラから操作パネルだけ取ってしまえ!という大胆な引き算です。
スマートフォンにレンズだけつけるガジェットは多々ありましたが、これは、スマホを中心に足し算の発想に近いかな?

 

一方、Sonyは一眼レフカメラから(レンズ、バッテリー、シャッター、カードスロットを残し)操作パネルだけ除外して、販売する・・これは思い切った”引き算”料理です。

 

「引き算=シンプル化」はわかるけど・・・ビジネスでは?

 

もう少し、ビジネスでの局面を考えます。

 

  • 5W1Hは?
  • 目標と手段を間違えるな
  • もっとシンプルに考えてみろ

 

なんか社会人を数年やっているとこういった言葉を聞きますよね。

 

シンプルに考えろって言われて、「えーっと、はい、私はこの仕事のやり方は好きではないので、気が進みません。キリッ」 みたいな素直さはシンプルとはちょっと違います。

 

例えばスターバックスは、コーヒーを売る事業ではなく、「快適な空間を提供している」事業ですし、アップルは優れたデジタル製品を製造、販売するのではなく「発想を変え、世の中に変化を与える」という事業です。

 

成功した会社の結果をあとづけで聞くとえらい説得力がありますが、自分(ビジネス)のこれからを考えるのは結構大変です。

 

それでも、ビジネスでのシンプルさを考えるには「なんでそれをやるのか?」という問いへの揺るぎない答えが必要です。

 

腰痛法人ギックリーは「ぎっくり腰経験者をとことん救う」事業です。肩こりや腰痛ではありません、「ぎっくり腰」の方だけです。また、「楽になってもらう」という「救うこと」がゴールなので、必ずしも、医療や整体を勧めるだけでなく、正しい知識を得ることで、精神面から治っちゃう、ギックリ腰は怖くなくなる・・・などの情報サービスにも価値を見出しています。

 

 座禅を組んで瞑想しても出てこない「シンプル化」

 

さて、物事をシンプルに考えるのは、ただ、座禅を組んだり、湯船に浸かっているだけでは出てきません。
深く考え抜かないと出てこない場合が多いのです。

 

  • ビジネススクールで教材になっている過去の事例を学んでもいいですが、必要条件ではありません。
  • ロジカルシンキングもメソッドとして優秀ですが、もっと中核なことがあります。
  • 5W1Hも大事な考えですが、関係や時間軸、理念などが抜け落ちてしまうのです。
  • 上司に相談してもリスクの指摘か、上司なりの経験値からしか助言は出てきません。
  • 同僚と居酒屋に行っても、盛り上がりますが、同じ日常が次の日にやってくるだけかもしれません。
  • Yahoo!知恵袋に「私は何をしたらいいのでしょうか」と書き込んでも「自分で考えろ」というベストアンサーしか返ってきません。

 

ググれば答えが出てくる訳ではないところが勝負どころで、楽しいのです。だから自分で考えるしかないのですが、難産な場合もあります。

 

Faboでは、新規ビジネスの相談を受け、支援をすることが多いのですが、その時に使うツールがあります。

 

詳細は割愛しちゃいますが、色々実践した結果、この2ツールは良い道具でした。

 

1. ピクト図

現状のビジネスモデルを超シンプルに書き出さないと完成しない図解方法です。いろいろな図解モデルがありますが、私はこれが気に入っています。

 

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2.ゴールデンサークル

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 その事業への想い、理念の整理、イノベーションを起こすための道標(みちしるべ)を洗い出す強力なツールです。

興味のある方はTEDですごく有名なプレゼンがあるので、ご覧ください。

http://www.ted.com/talks/lang/ja/simon_sinek_how_great_leaders_inspire_action.html


シンプルな概念なだけに使いこなすには「うーん・・・」と唸る時間が長いのですが、事業への「想い」があれば必ず指針や戦術が出てきます。

 

依頼があれば、Faboはあなたと一緒になって唸りますよ、きっと良いことがあります。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。