【事例にみる】数字の拠り所を間違えると自爆するお話


 

数字で恥ずかしい思いをしないための3つの確認点

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こんにちは、いやぁ、圧力鍋って便利だなぁと改めて関心しているFabo代表の伊藤です。

先週の国会中継、ハイレベルなショートコントでした。

民主党福山議員「機密文書が34,000件も無断で破棄されてるんですよ!これは問題でしょ!」

自民党小野寺防衛大臣「34,000件のうち30,000件は民主党政権で無断で破棄されてました」

福山議員「・・・・」

参考: 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131120/plc13112020180017-n1.htm
参考: 動画あり掲示板系
http://terusoku.ldblog.jp/archives/34240273.html

 

こんなやりとりです。調査対象期間が自分の政権時代なのですから、調べなかったのですかね。

小学校の風景でいえば
「おはよー、ねぇ、教室の隅ほこりだらけだよ!掃除当番ちゃんとやれよ!」
「いや、お前も今週、掃除当番だけど?」

会社でいえば
「この去年の予算の数字めちゃくちゃだな。話にならない。ちゃんとやってほしいよ。」
「は、はい。(それは、部長が承認した資料ですが・・・)」

家庭でいえば
「あれ? またハサミの置き場所変えた?どこにあるかわかんねぇよ」
「あなたが、先月にたまには俺が片付けやろうとか言ってその辺掃除してたわよ」

こんな感じでしょうか。

 

政治の話は別にして、こういったデータをオフィシャルに語る際には注意しましょうという話です。

少なくともビジネスで数字を語る時は、数字の大小よりも下記3点ぐらいは調べるというか、考えましょう。

1.出処の信頼性の確認

・違う出処のデータとつけ合わせてみる
・調査した機関、組織、担当の確認
・アンケートなら質問方法や対象数の確認
・%なら、母数の抽出や設定に恣意的でないか

 

2.数字の妥当性

・単位はあっているか
・いつのデータか
・全体(母数)から想定してありえる数字か

 

3.算出方法

・単純な計算ミスはないか
・比較の数字はそれぞれが同じ算出方法の結果で比較しているか

 

私は数学は苦手ですが、数字をもって何をいいたいのか? を考えるのは好きです。

そういえば、「データで考える力」という活動でも、統計解析をつかった分析能力を鍛える前にデータの勘所を鍛えるトレーニングをしています。

 

タイトルに使われている数字はどこにフォーカスされているのか

 

同じ日のニュースに「冬ボーナス、バブル期以来の伸び  自動車は過去最高の伸び」というのがありましたが、

・2年ぶりの増加
・その伸び率がバブル期の次

という内容です。

正に景気のいい話ですが、比較する元が低かっただけでは?と思いますよね。その点は、ニュースタイトルではわからないですし、記事本文にも詳細は触れていません。

2年前といえば2011年の冬・・・・そうですね。東日本大震災後のシーズンなので経済にマイナス影響もありましたよね。

さらに出処を調べると経団連内部でも業種別は

上昇…7業種
減少…6業種

ということで、全体が上がっているわけではないのです。御存知の通り自動車業界がけん引してるのです。

それでも全体としては2兆円規模の誰かの収入Upなのですから、もちろん良いことです。
消費税増税前にはぴったりです。あ、政治の話は別にしてね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回はグラフを使った說明テクニックについて、ご紹介する予定です。

それでは。