一流プレゼンにみるグラフを使った内緒のテクニックとは?


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ビジネスパーソンなら、資料でグラフを使うことがありますよね

 

みなさんこんにちは。腰痛法人ギックリーの運営を考えていたら自分が本格的なぎっくり腰になった研究熱心なFaboの伊藤です。

突然ですが、「フォーカス・アンド・コントラスト・グラフテクニック」と発声してみましょう。電車の中でスマホで見ている人は心のなかでどうぞ。「ふぉーかす・あんど・こんとらすと・ぐらふてくにっく」 です。

はい、多分人生で初めて言った言葉だと思います。なぜなら私が思いつきで命名したから。

ごめんなさい、まじめに書きます。

皆様は、販売計画、事業計画、市場調査、分析レポート、ダイエット記録まとめ・・・などなどグラフを見たり作ったりする機会がありますよね。

今回は変化を示す際に有効なテクニックをお伝えします

 

テーマは「年賀はがきの発売枚数の遷移」にしましょう

 

全体のデータはこれ。日本郵便のWebで公開されているデータを集計しています。
余談ですが、Googleスプレッドシートを使うと、編集も公開も便利です。

で、トピックスは「発行枚数の増減」としましょう。

普通にグラフを作るとこんな感じですね。
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皆様の予想どおり、近年は減少傾向です。1999年のPC世帯普及率が50%を超えたあたりから顕著です。

私が日本郵便の年賀はがき販売部門の担当になったとしましょう。プレゼンでは・・・

 

・ 近年減少傾向だが、写真用年賀はがきを2006年に販売してから少し増えています。

・2008年の「プリントごっこ」の生産、販売中止以降また落ちています。

・ しかしながら、人口が減少しているのですから枚数が減るのは当然です。

・国民ひとりあたりは平均して35枚利用しています。

と言いたいことは沢山でてきます。

しかし、ここは

「この50年で4倍の増加!」

 

と言い切ってみましょう。ウソではありません。
で、資料を作ると

 

「フォーカス&コンペア・グラフテクニック」ではこんなグラフになります。

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いかがですか? これをプレゼンで利用しながら、口頭では、

「減少傾向にありますが、PCとネット普及時の予想されていたよりも微減であり、人口減少の影響と考えられます。国民一人あたり35枚を利用しており、SNSなどとは違って暖かみがあるという点で見直されております。」

とか言っちゃえばいいのです。

私はTED(テッド)という、劇場型プレゼンテーションエンターテイメントが好きなのでネットを見ているのですが、一流のプレゼンをする彼らの背後に投映される資料を見ていて気が付きました。

 

数字を言いたい時は、自分がフォーカスしたところしか表示しない

という点です。統計資料や会計報告では使ってはいけない禁じ手ですが、賛同者を得たい場合のここぞ!というプレゼンには使った方が効果的です。

携帯電話会社の事業発表などでは多用されているのですね。特にホワイトワンちゃんの会社の社長は多用します。

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「5年」で「60倍」と右肩上がりのグラフのみ! ワンメッセージ、極端な右肩上がりグラフですね。

ちなみに、白いワンちゃんの社長は本当の禁じ手を使っている場合があります。

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何がイカンって?決してジャケットの色ではありません。このプレゼン資料ですが、縦軸が「いい感じ」に操作されているのです。

だって、7万と14万って2倍なはずなのに、グラフの高さは余裕で4倍の高さです。
いくら右肩上がりを強調したいからと言っても、これはいただけません。

どうしても使いたい場合は、「グラフはイメージです」「演出です」「視覚効果です」「2次曲線を棒グラフにしました」などを資料にすごく小さい文字でいれましょう。これでウソではなくなります。

いい悪いは別にして、強烈なメッセージを与えることができるという意味で、「フォーカス&コンペア・グラフテクニック」ですね。

 

更にプレゼンでドヤ顔できるキメ技テクニックは

 

  1. 1スライドに1つのメッセージ
  2. 数字は絞り込んでメッセージを支えるものだけ
  3. グダグダ箇条書きはしない

の3つです。

この3要素と「フォーカス&コンペア・グラフテクニック」を使えば、明確な右肩上がりのイメージをアピールできます。

それにそてもこの名前、長くて言いづらいので、だんだんイヤになってきました。「フォック」ぐらい大胆に縮めてやろうと思います。

フォックのスキルを上げるには、インフォグラフィックスが参考になります。しかし、描画センスと、どの数字にフォーカスするのかという洞察力が必要です。

良い例はこんな感じです。

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 出典:アントピンタレストラボ

 

描画センスは、インフォグラフィックスを沢山みて参考にするのがいいと思います。

数字に対する洞察力のセンスは、「データで考える力」イニシアティブのデータインサイトトレーニングで鍛えられます。

資料作成で今風の色使いに自信の無い方はこちらのエントリーをおすすめします。

 

最期までお読みいただきありがとうございました。