リーダー研修より効果的!?みんながポジティブになる会議の進め方


リーダーを渇望するよりも本当の会議をやったほうが良いという現実的な解

 

突然で恐縮ですが、皆さんの職場では、リーダーは育っていますか?

現場リーダー、チームリーダー、次世代の経営者、政治家…あらゆる現場や組織でスティーブ・ジョブズのような次世代のリーダーが渇望されています。

 

こんにちは、昨日のランチは、「ギンザでザンギ」を食し、脂肪注入に成功した Fabo の加古です。

 

さて、現実的にリーダーは育てられるものなのでしょうか?

企業でも政治でも、一人で決められるリーダーを褒め称えることが多いように思います。政治では「決められる政治」というのを売り文句にするリーダーが現れたりします。人々は、古今東西、そのような一人で決めるリーダーが現れるのを待望しているように思います。

しかし、一人で決めるリーダーが現れるのを待望するのは、もう卒業する必要があると考えています。

理由は、そもそも、そのようなリーダーが稀な上に、昔と比べると、現代や今後はそのようなリーダーが現れることが、ますます期待できないためです。

(出展: 『もうリーダーを待つのをやめたらどうだろうか』 杉野幹人 現代ビジネス)

 

とあります。どちらかといえば、リーダーに関しては、諦め気味な記事です。

求められるのがスティーブ・ジョブズ的リーダーであれば、確かに、育てる、もしくは現れるのを待つことは非常に難しいでしょう。

また、本記事では、

専門化した部門をまたがる先進課題という大きな問題に直面する日本であれば、ますます、その解決のために会議が必要になるのです。課題先進国日本の将来は「会議」次第なのです。

(出展: 『もうリーダーを待つのをやめたらどうだろうか』 杉野幹人 現代ビジネス)

 

としており、「リーダーを待望するよりも本当の会議をしよう」と主張されています。

 

「会議なんかイヤと言うほどやらされているよ」と会議にネガティブなイメージをお持ちなかたも多いと思います。しかし、今現在、会議なしには会社だけではなく国、地方自治体など、どのような組織においても決断はできない仕組みになっています。

それでは、「本当の会議」って何なのでしょう。ワールド・カフェ、フューチャーセンター、デザイン思考、など会議手法やそれに関わる取り組みはたくさんあります。様々な定義が考えられるとはと思いますが、いずれのテクニックを使っても「本当の会議」に必ず必要なことがあります。それは、

『会議のための準備』

です。会議の準備というと、普通数字をまとめた資料や根回しなどを想像するかも知れませんが、ここでは、会議に挑む姿勢であったり、会議の雰囲気作りに焦点を当ててみたいと思います。

以前の記事に会議に挑む姿勢として

  • 誰もが平等な立場でいること
  • バイアスを取り除くこと、アイデアを検閲しないこと
  • 反応速度を上げること
  • 創造性を刺激しておくこと
  • 間違っても良い雰囲気を作ること
  • 相手が喜ぶように受け取ること
  • 否定しないこと、肯定だけしないこと、相手のアイデアに自分のアイデアを加えて返すこと
  • 固定概念を取り払うこと

人は変化が大キライ!? 新年の目標が早くも。。。な人へ、せめて会議ぐらいは変えてみよう

を挙げました。これらは報告型の従来の会議というよりも特に新しいことを決める、より創造性が必要な会議に挑む姿勢を意識しています。必要な姿勢はわかったけど、どのように取り組んだら良いのでしょうか。

それでは、世界トップクラスの大学の教授が教える確立された手法から学んでみましょう。

NHK で放送され話題を呼んだ、『スタンフォード白熱教室』。米国スタンフォード大学のエグゼクティブ・ディレクター、ティナ・シーリグが教える起業家育成コースの集中講座の様子が放送されました。

徹底したブレーンストーミングにより発想を促し、革新的なアイデアを生み育てる取り組みの様子は、多くの日本人の心にも響きました。

 

今回は、その第1回目の放送内容を『会議の進め方』としてまとめてみました。

いかに前のめりに、ボジティブに会議に挑まなければならないか、そしてそのための準備について参考になれば幸いです。

 

スタンフォード流会議の進め方

 

自己紹介とアイスブレイク

 

  • 普通の自己紹介
    • 名前、学年、専攻、出身地を伝え合う
  • 少し変わった自己紹介「グループに共通することを探す」
    • 5~6人のグループに別れて出来る限りグループの意外性のある共通点を見つける(5分)
    • 出来る限りグループの意外性のある共通点を見つける(5分)

ブレーンストーミングのための心構えや注意点

 

  • ブレーンストーミングは意外に難しい、日常とは違うと考える
  • 立って行う方がよりアイデアが出やすいことが多い
  • リーダーは決めず、誰もが平等な立場でいることが重要
  • アイデアを忘れることを防ぐために全員がペンを持つ
  • 奇抜なアイデアを歓迎する
  • 既成概念にとらわれない
  • ブレーンストーミングと開発の最大の違いは”コスト”である
  • アイデアの評価を早く始めない
  • 参加者にルールを再確認する
  • 日常生活とは違うのだと意識し、アイデアをふくらませるために常に前向きでいる
  • アイデアを出し終わった後に参加者は意思決定をしなくて良い

ブレーンストーミングの準備

 

  • テーマの決め方
    • “適切なサイズのテーマを選ぶ” 集中できて掘り下げられるものが良い
  • 参加者の選定と人数
    • “視点の異なる参加者を選ぶ”
    • 6~7名が理想的。Facebook では “会議の人数はピザ2枚分”としている
  • 時間
    • “元気が残っている間に終わらせる”、あまり長時間にならないようにする
    • “アイデア出しは10分~45分が最適”
  • 目標
    • “無理だと思うような目標を立てる”
  • 場所の選定
    • “動き回れるスペース”があること
    • できれば”天井が高いこと”
    • ”参加者が見えるところに全て書き残す”こと
    • ”発想を刺激するものに囲まれる”こと
  • 記録する
    • いつでも立ち戻れるようにしておく
    • 場所の写真、ノート
  • 記録のテクニック
    • マインドマップの書き方も共有しておく
    • 絵を描いても良い
  • アイデアの評価方法例
    • 参加者に複数のカテゴリーで投票してもらう
    • すぐ実行可能赤、大きな効果青、奇想天外世界を変える緑を複数投票にする
    • カテゴリー毎の複数投票にして選択肢を広げる

 

否定をしないことや相手のアイデアに付け加える訓練

 

ゲーム 『否定・肯定』

  • 相手の提案を、いいね(肯定)で返すのと、いやだ(否定)で返す場合の差を見ることにより、その印象や結果が変わることを知る。
    • 2人で向き合いAさんが「パーティを提案」します。Bさんは「やだ、〇〇〇〇だから」とすべての提案に対して理由を付けて否定で答え、これを繰り返します。(30秒)
    • 今度はBさんが同じ提案して、Aさんがすべて「いいね、じゃあ〇〇〇しよう。」と「いいね」と受け入れ、提案を付け加え、それを繰り返します。(30秒)
    • 「振り返り

「付け加えtも良い」と「Yes, And (イエス・アンド)」

  • 「付け加えてもいい?」と相手のアイデアに自分のアイデアを付け加える
  • 「Yes, But」 (ええ、だけど)では、肯定しているようで否定している
  • 「Yes, And (ええ、それで)に言い換える

ブレーンストーミング(1)

 

  • 4人一組で15分間実施
  • 自由にアイデアを出し合い「1日の時間が足りない」このおもしろい解決策を考える
  • 各自ペンを持ってホワイトボードの前に立ちアイデアをどんどん書き込む
  • ブレスト後、 各グループでまとめを聞いて回る(発表者は一人でなくても良い)
    • 創造性豊かな発想を聞いた後、現実的な解決策について聞く
  • 全体で振り返りを実施し、気付きを共有する

ブレーンストーミング(2) マインドマップ

 

  • 1回目とは別の人と4人1組で15分間
  • ホワイトボードの真ん中に『スタンフォード大学の経験』と書いて、マインドマップでアイデアをまとめる
  • マインドマップの長所と短所の確認
  • ツールを選択する、自分でも作っても良い

アイデアの評価

 

  • 参加者に複数のカテゴリーで投票してもらう
  • 「すぐ実行可能」は赤、「大きな効果」は青、「奇想天外世界を変える」は緑とし、複数投票可能にする
  • カテゴリー毎の複数投票にすることで選択肢を広げる

全体の振り返り

 

  • 演習「I like・・・, I Wish・・・」
    • 良かった点、こうした方が良いと思った点を共有し、学びを共有し、改善につなげる
      • I Like ・・・(が良かった) について参加者に聞く
      • I Wish・・・(方が良いと思った) について参加者に聞く

ブレーンストーミング後

 

  • ブレーンストーミングから実現化
    • 「こんなにおもしろいアイデアをどうやったたら実現できるのか」をまた考えるのが良い
  • 時間をあけて立ち戻る
    • この際ブレストの時と同じテンションでいる必要はない

 

いかがでしたか?今回は、スタンフォード流の会議の進め方について番組を参考にまとめてみました。番組や文章だけでは実際のゲームや進め方がわからない、という方向けにワンコインで参加いただける「スタンフォード流ブレーンストーミング体験会」を実施いたします。是非お誘い合わせの上、ご参加ください。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

 

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